作者の小学生、中学生の頃の思い出が書かれているコミックエッセイ。同級生で親友の「岡崎さん」との友情が描かれる自分史となる。特に現在20〜30歳くらいまでの1990年代に、青春時代を過ごした世代にはドンピシャな話が多い。たまごっち、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ドリームキャスト、初代プレステなどがでてくる。おもわず、「あったわ〜」と思って懐かしくなってしまう。ちなみに僕もドンピシャでした。
主人公は普通の女の子だが、ここでもかというぐらいにその日常が面白おかしく描かれている。誰もが経験した幼少期を懐かしめる名作。
(出典:『岡崎に捧ぐ』)
山本さんと岡崎さんの愉快な幼少期
『岡崎に捧ぐ』には、主に山本さんと岡崎さんの愉快な幼少期が描かれている。内容としては、陽気でちょっとハチャメチャな山本さんと、その山本さんにいつもくっついて回っている岡崎さんのコンビがメインで遊んでいるお話だ。
何かすごすぎる事件が起こるわけでもない。しかし、無性に面白い。結果、話題となりあれよあれよと言う間に「マンガ大賞2016」にノミネートまでされてしまった。
(出典:『岡崎に捧ぐ』)
1990年代ホイホイなゲームのお話
スーパーファミコン、ゲームボーイ、ドリームキャスト、初代プレステなど過去の懐かしきゲームの話題が所々に取り上げられている。ゲームボーイの通信ケーブルを引き抜く裏技とか「あったなー」と思ってしまった。
ゲーム機本体の話だけでなく、「たまごっち」とか「ときめきメモリアル」、「ジャンプ」「りぼん」「ハイパーヨーヨー」の話など共感するする人も多いだろう。「山本さん」がゲーム好きなのでゲームの話は多め。
(出典:『岡崎に捧ぐ』)
まとめ
懐かしい思い出を思い出すことのできる『岡崎に捧ぐ』、該当世代の人にはもちろん読んでみてほしい。心を揺さぶる物があるはずだ。該当しない人も、小学生・中学生の思い出を思い出し、共感できるような部分も数多くあるはずだ。
というか、「山本さん」「岡崎さん」その他周りの友達、家族を見ているだけで面白い。エッセイ漫画なのか?と疑いたくなるほど愉快痛快な内容だ。思い出に浸りたい気分人にはオススメの作品だ。
(出典:『岡崎に捧ぐ』)
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