木根真知子、三十X歳独身、趣味は映画鑑賞な普通のOL。しかし、この趣味・映画鑑賞の映画愛が半端ではない。休日の楽しみは映画館かレンタルかソフトか有料チャンネルで映画をみること。とにかく映画漬けである。
『木根さんの1人でキネマ』はそんな木根さんを中心に、ターミネーター、バッドバーイズ、スターウォーズなどなどの様々な映画を扱いつつ、トラブルが起きていくドタバタコメディーといったテイストである。映画に詳しくなりながら、「木根さん」でゲラゲラと笑えちゃう作品である。
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)
「木根さん」の映画論
木根さんが映画論を語り尽くす。例えば、ゾンビ映画は普通のジャンルより駄作が多すぎるとか、スターウォーズはどのエピソードからみるべきだとか、マニアなら口が止まらなくなる「映画論」が満載である。木根さんから映画論を学んでしまおう!
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)
「木根さん」の深すぎる、こじらせた映画愛
木根さんの映画への愛は深い。深すぎて、もはや「映画愛」をこじらせてしまっている。そう、自分の趣味を受け入れられない人間には憎しみすら感じているのだ。
憎い...
映画好きって言うとお薦め聞いてくるくせにお薦め言うと「え?何それ?」みたいな顔した挙げ句見ようともしない奴が憎い
お薦め見たくせに「面白いけど見た後何も残らない」とか訳の分からない負け惜しみを言う奴が憎い
「日本中が泣いた」って映画で泣いてないって言うとまるで「ピーー」を見るかのような目で見てくる奴が憎い
女だてらに変わった映画の趣味アピールしてるの(笑)...とか言ってくる奴は
くびり殺してやりたい
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)
本でも同じことが言えるかも(笑)
ちょっと怖くすらある、木根さんの映画愛が存分に詰まっている作品なのだ。
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)
「木根さん」の擬態
普段、一人暮らしの家では「あれ」な木根さんだがOLとしては、完璧なまでに擬態を仕切ってしまっている。これは映画好きを公言することで迫害を受けないためだ。高校デビューよりその技を磨き、もはや完璧な域にまで到達している。
木根さんの猫を被った擬態と家でのギャップが見どころの一つである。
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)
まとめ
木根さんの映画愛が深すぎる作品『木根さんの1人でキネマ』を紹介した。今まで見た映画を懐かしく思い出せたり、映画論に詳しくなったりとできる漫画となっている。
一度これを読んだら、木根さんは次はどんな映画を扱うのかまた楽しみになってしまうだろう。だが、何が飛び出てくるかわからない。
そう、未来はいつだって白紙なのだ(by バック・トゥ・ザ・フューチャー)
(出典:『木根さんの1人でキネマ』)