ただの会社員、岡島緑郎は船で貨物を輸送中に「ブラック・ラグーン」と名乗る裏社会の海賊まがいの運び屋に誘拐された。
ここことをきっかけに彼は”ロック”と名を改めて悪徳の街・ロアナプラで悪党見習いを始めることになった。
殺し屋、マフィヤ、警察、軍隊などあらゆる国の組織が入り乱れる街での”平和でない”日々が描かれる。
「BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)」にはここぞというときに、かっこいいい台詞、泣ける台詞が数多く登場する。
そんな「BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)」の名言・名シーン・名セリフをまとめてみた。
心に響く言葉の数々を見ることができる。
それでは、どうぞ。
「BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)」名言・名シーンランキング
15位 ロック
......レヴィ、忘れたか、俺がここにいるワケを。
俺のボスたちはな、神妙な面で俺の命を切り捨てた。
はした金と...自分たちを喰わせる場所を守るためにな!
俺はお前に誘われた時、何かが吹っ飛んだ感じがした。 何かがふっ切れた感じがした。
ラッシュに揺られ、愛想笑いで頭下げて、勤務成績に命張ってよ。
何があっても飲めるところとバッティングセンターがありゃ「世はこともなし」ーーー
そんな全部が、どうでもよくなったんだ。
そいつを教えてくれたのは、俺を読んでくれたのは、お前だレヴィ。
俺がこんなに拘ってんのはな、そんな生き方に気づかせてくれたその女がーー
俺を切った連中と......同じことを抜かしてやがる。
俺にゃそいつが、我慢ならねェ。
金が全てだというレヴィに対して、ロックは怒りをぶつけた。
それは、自分のことを裏切った上司たちと同じ考え方だったからである。
自分の人生を変えてくれたレヴィにそんな考え方をしていて欲しくはなかった。
だからこそのロックの命懸けのセリフとなっている。
14位 ダッチ
......まったく、とんでもねえ野郎を拾っちまったなァ。
イカれてるとしか思えねえぜ。
だが面白え。
面白えってのは大事なことだぜ、ロック。
やったろうじゃねえか。
敵の策略にはまってしまった「ラグーン商会」の面々は船上で命の危機にさらされてしまっている。
そんな窮地を脱出するためにロックが提案した策は”イカれている”としか思えないようなとんでもないものであった。
だが、船長のダッチはこの策になる。
ダッチのトガった一面が見られるシーンとなっている。
13位 フォン
ーー逆に質問するわ。
今の私は何?
私はいったい誰?
私は中国人? 不是。
仕事は? 不是。
これまで積み重ねてきた人生や関係性? 不是。
過去も故郷も、国も資格もーー 綺麗さっぱり奪われた、かつてのあなたと同じようにね。
でもーーー 生きてる私だけは、確かにここにいる。
殺されるのも、野たれ死ぬのも、死に方を、そしてーー生き方を、私だけが、選んで決めれる。
私だけが選んで決められる。
最高じゃない
最ッ高にーー猛るじゃないよ。
フォン・イッファイはジェーンの罠に嵌まって利用され、結果的に自分の所属する組織に捨てられて全てを失うことになってしまった。
これはロックがロワナプラに足を踏み入れたときと全く同じ状況である。
かつてのロックも現在のフォンも命以外の全てを失ってしまっている。
それでも現実に悲観せずにフォンは、前を向いて生きている。
そんな絶望的な状況でのフォンの”強さ”が現れたセリフとなっている。
12位 ロック&バラライカ
...バラライカさん。
あんたの勝利は確実で、失うものだって何もない。
それでもまだ足りないのか?
ーーー......足りないな。
命を乞う時のこつは二つ。
一つは命を握る者を楽しませることーー
もう一つは、その人間を納得させる理由をの述べることだ。
お前はまだどちらも満たしていない。
さあ踊れ。そうまでして助ける義理がどこにある?
ーーー貴方は一つ勘違いをしてる。
義理じゃない、正義でもない。
理由なんてたった一つだ。
そいつはーーー俺の趣味だ。
ーーー趣味。
そう趣味だ。貴方と同じですよ。
ロックは鷲峰組を潰そうとしているバラライカを止めようとした。
この行動がバラライカの怒りを買い、ロックは銃を突きつけられる。
なぜ、鷲峰組を助けようとするのかロックは問われた。
その際のロックとバラライカのやりとりのシーンがこれである。
11位 エダ
くふふふ......ふふ。ミスター・張。
あなたこそ、思い違いもはなはだしい。
一つ 我々は「白頭鷲の太鼓持ち」ではない。
合衆国という国そのものが、機関という無数の頭を持つーーー多頭獣だ。
合衆国を守護するすべての期間もまた白頭鷲の紋章を抱く者。
即ちーーー......
我々すべてが、アメリカ合衆国なのですよ。
そしてもう一つ。恫喝は己より強大なものには効力がない。
貴方がたは個人や企業を屈服させる力を持つがーーー
我々には国そのものを屈伏させ、殲滅させるだけの力がある。
我々はこの世界で『唯一』、『最たる』、そしてーーー『最強』だ。
だからあまり、
私の会社をなめるなよ?チンピラ。
ロワナプラで大きな力を持つ「三合会」の張は、CIAのエージェント・エダと電話で会談をしていた。
ここで張は、自分を小間使いのように扱うエダに対して、勘違いをするなと言う。
それに対するエダの返答がこれである。
「三合会」のメンバーですら「アメリカ合衆国」からすれば、ただの”チンピラ”となってしまうのである。
10位 レヴィ
............ 場所も場所だしな...
こういうムードで話すのがピッタリの話がある。
少しばかり秘密の小話を聞かせてやるよ、ロック。
質問をしようか。 この二つは一体なんだろうね?
............ 勲章と...... 骸骨だ...
違うね。これはモノだよ、ロック。
とことん意味を還元していけば、残るのはその言葉だけさ。モノっていう単語だけだ。
そこんところで改めて価値を付け直すとしたら、それは思い出なんて世迷い言じゃねえ。
その価値は万人が認める共通のテーマだ。
金だよ。それ以外の価値なんぞ、感傷だけのたわごとだ。
...金は、神か?
力、さ。神よりゃよほど役に立つ。
死体が持っていた勲章を持ち帰って売ろうとするレヴィに対して、ロックはその勲章を置いていこうと提案した。
これらの勲章は”金”に変えられない”価値”がある思い出がこもっていると言う。
それに対してのレヴィの反論がこのセリフである。
ロックと”金”以外の価値を認めないレヴィの考え方の違いが現れたシーンとなっている。
9位 ロック
話を戻そう。君らのほうが俺より遥かに彼女のことを知っている。
舞台を演出するのは舞台に立つ君らだ。
ーーー...あんた、ここまで見越してーーー...?
運以外のあらゆることを振り潰すのは定石だ。そうして隙間を埋めて言って、運だけが純粋に残った時ーーー
最高の賭になるのさ。
ロベルタを救い出そうとするガルシアとファビオラに対して、ロックは策を指南する。
その策は、誰かが命を失う可能性がある危険な”賭け”であった。
策を聞いて、抵抗するファビオラに対して、ロックが言ったのがこのセリフである。
ロックの策に対する”自信”と”信念”が現れたセリフとなっている。
8位 ロベルタ
生者のために施しを、死者のためには花束を。
正義のために剣を持ち、悪漢どもには死の制裁を。
しかして我らーー聖者の列に加わらん。
サンタ・マリアの名に誓い、すべての不義に鉄槌を。
ガルシアに銃を突きつけて人質にした状態で、レヴィはロベルタに対して下がるようにと命令した。
そんなレヴィを見て、ロベルタは奉公先のラブレス家の家訓を守り、仕事をすることを決める。
ロベルタが、ラブレス家の家訓を言ったのがこのセリフである。
悪を許さずに銃を突きつけ、戦いを開始する。
7位 ロック
.........部長。
覚えていませんか。
俺はね、もう死んでるんですよ あんたがそう言った。
俺の名はロックだ。
岡島緑郎は、自分のことを裏切り、死地に置き去りにした上司と再開した。
その上司は平気な顔をして自分のことを迎えようとしてきた。
そんな上司に対して、岡島は自分は戻らないことを伝える。
その際の岡島緑郎のセリフがこれである。
ここから岡島緑郎は、”ロック”として新たな人生を歩みだしていくことになる。
6位 バラライカ
片割れがまだ生きている、継続して捜索しろ。
了解、大尉はどうしたしますか。
護衛をつけて事務所へ戻る。
......歳かな少しーー 少し......疲れた。
まったく...... 因果な世界だよ。
ホテル・モスクワのバラライカは、双子の殺し屋の片割れを殺して、部下を殺されたことへの報復を半分終えた。
まだもう1人が生き残っているので、報復は終わっていない。
それでも一息ついたような表情になっている。
バラライカの汚れきった世界に対するやるせなさを感じるシーンとなっている。
5位 レヴィ
......ハハ、ハハハハハハハハ!
ああ、そうさ、よく気づいたねえ、お嬢ちゃん、死者の国から遥々とーーー
薄っ暗え墳墓のそこから、銃を担いでやってきたんだよ。
あたしたちも、お前の婦長も、あの兵隊も、この街の連中も、みいいいいいいいんな・
だからよお嬢ちゃん、あたしたちにゃセンパスチとクエルヴォを捧げてくおくれよ、お嬢ちゃん。
そしたらよ、こおんなアジアのハズレでおっ死ぬ予定の、哀れなお嬢ちゃんにはーー...
せめてチョコレートを供えてやッからよ。
かはははは。
ラブレス家の女中のファビオラはレヴィは似たような環境で育ちながらも、全く違う考え方を持っていた。
ファビオラは、私利私欲を捨てて人助けをする人がいることを信じていた。
そんなファビオラに対して、レヴィは人を信じずに銃を振り回して生きていく生き方を変えられないし、変える気もなかった。
そんなレヴィの心に潜む”闇”や”悪”が見られるシーンとなっている。
4位 ベニー
...ロック、ああいうものを、真っすぐ見るな。
ここはそういう場所でーーー それが一番だ、それしかないんだよ、ロック。
............ 俺がーーー
あの子を養うか?
無理だ。
あの子は殺しをやめられないよ。
......誰かが、ほんの少し優しければあの子たちはーー
学校に通い、友達を作って、幸せに暮らしただろう
でも、そうはならなかった。
ならなかったんだよ、ロック。
だからーーー この話はここでお終いなんだ。
双子の子供の殺し屋ヘンゼルとグレーテル、この2人の存在を平和な日本で育ったロックは受け入れることができなかった。
殺し屋ですら救おうとしてしまう。
そんなロックをみてベニーは、彼らを見捨てるようにアドバイスする。
ロアナプラに住む先輩として、冷酷なようで、ロックのことを想う”現実”を見据えた言葉となっている。
3位 ロック
してやったぜ。
日本の企業のサラリーマンとして平和な日々を過ごしていた岡島緑郎に突如として、危険な世界に巻き込まれた。
さらには命を失いかねない絶体絶命の状況に陥ってしまう。
しかし、そんな中でもロックは非凡な才能を発揮して、ピンチを脱出する。
そんな、普通のサラリーマンから殻を破った瞬間のロックのセリフがこれである。
2位 ロベルタ&ガルシア
ロベルタ、銃を下ろせ。
彼は、僕に撃たれて死んだ。
君も死んだ、僕もーーこれで死んだんだ。
ここにはもう、勝者はいない。
敗者も残らない。僕も残らなければ、「死の舞踏」は終わりを告げるんだ。
僕らが永遠に怨嗟の中で踊り続けても、君の罪も、僕の痛みも消え去ることはない。
だから、ロベルタ。
君の背負ったものを、僕は一緒に背負うよ。
君が僕を支えたように、僕は君を支えて生きる。
そう言うために、僕は君に会いに来たんだ。
...若様は、もう大人になって、しまわれたのですね。
違うよ、君の手を掴むために、背を伸ばしただけさ、届くように。
ガルシアは、命がけの死闘の後に、自分の大切な人であるロベルタに再会することができた。
しかし、ガルシアにロベルタは会った後でも復讐をすることを忘れることができない。
そんなロベルタに対してガルシアが伝えた言葉がこのセリフである。
主従の関係を超えたガルシアの想いが詰まったセリフとなっている。
1位 ロック&レヴィ
............ロック、火を貸してくれ。
火?ライターは警官がーーー
何言ってんだよ。くわえてるだろうが。
ああ!
...ッたくよ、今日はひでえ一日だ。
まったく。
...とにかく、帰って寝たい。
そうだな。
あわやどちらかが死んでしまうような大げんかの後で、ロックとレヴィは和解をした。
お互いに全くの異文化で育ち、価値観も合わなかった2人だったのだが、本音をぶつけ合うことによって気持ちを通じ合わせることができるようになる。
ロックとレヴィはここから「ラグーン協会」の一員として、様々なトラブルを解決していく。
そんなロックとレヴィの2人が初めて真の仲間として認め合ったのがこのシーンである。
まとめ
というわけで、個人的にお気に入りな『BLACK LAGOON(ブラック・ラグーン)』の名言をまとめてみた。
”ロック”な生き様をした登場人物たちのかっこいいセリフの数々が魅力的な作品である。
これ以外にもこの漫画には数々の名場面・名シーン・名言が存在する。
このリストをきっかけにぜひ、読んでみてください。
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