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北の大地でのアクション&グルメコミック。「黄金」×「アイヌ」×「日本兵」『ゴールデンカムイ』【漫画感想】

 

かつてゴールドラッシュに沸いた北海道。そこにはアイヌがひっそりと溜めた莫大な埋蔵金が隠されていた。

その額なんと8億円!

「不死身の杉元」。日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士はこの莫大な埋蔵金を見つけてやろうとアイヌの地に降り立った。

しかし、その前に立ち塞がったのは脱走をした極悪な囚人、北の最強軍隊第七師団、大自然の猛獣たち。

生きるか死ぬかの戦いが繰り広げられる。

「不死身の杉元」はアイヌの少女やエゾ狼との出逢い、彼女らと協力して北海道の埋蔵金へと挑む。

『ゴールデンカムイ』は、「マンガ大賞2016」にもノミネートされた注目の、「日本軍」×「埋蔵金」×「大自然」の臨場感あふれるアクションコミックである。

 

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(出典:『ゴールデンカムイ』)

 

銃、刀、爪が火花を散らすアクション

 『ゴールデンカムイ』の舞台は北海道で、時代は日露戦争後となっている。

戦いで使われる武器も銃剣やナイフ、弓などのかつての物が用いられる。

 

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(出典:『ゴールデンカムイ』) 

 

戦うのは人間同士のみではない。

熊や狼、さらにはシャチまで北の大地の獣たちが杉元たちに襲いかかる。

殺らなければ殺られる!

生きるか死ぬかの生存サバイバルが『ゴールデンカムイ』にはある。

 

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(出典:『ゴールデンカムイ』)

 

アイヌ民族・文化

メインキャラクターの一人である「アシリパ」はアイヌ民族の少女だ。

『ゴールデンカムイ』にはかつてのアイヌ民族の文化が様々な形で登場する。

魚・獣の狩猟の仕方、祈りやお守り、住居・生活・料理などが細部にわたって登場する。

 

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(出典:『ゴールデンカムイ』)

 

グルメ漫画としての一面

『ゴールデンカムイ』はアクション漫画であるが、一部界隈では「グルメ漫画」だとの声もある。

そう思われてしまうくらいに”グルメ”に関する描写が多い。

しかも、そのグルメもただの食べ物では収まらない。北海道の大地で自分たちで狩猟をし、自分たちで調理をするのだ。

食した物はざっと、熊、鹿、馬、鮭、にしんと定番のものからリス、カワウソ、オオワシ、シャチなどの珍味?まで。

脳みそを生で食べたりもしてしまう。

こんなグルメ漫画は見たことない!現代ではもう食べられないのでは?

 

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(出典:『ゴールデンカムイ』)

 

どれも、めちゃめちゃ美味しそう!

 

まとめ

というわけで『ゴールデンカムイ』を紹介した。

黄金をめぐるアクションコミックでハラハラしたい人や北海道のかつての美味しそうなものを見たい人にはおすすめである。

「マンガ大賞2016」ノミネートなど今後さらに注目されていくであろう目が離せない作品だ。

北海道を満喫せよ!!

  

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