大学の女子寮で同じ部屋に住むの「先輩」と「後輩」。
バンド活動に打ち込む先輩は、いつも金欠ピーピー状態。これといって打ち込むもののない後輩はバイトの日々…。ぬるま湯に頭まで浸かったような、でも当人にはそれなりに切実だったりもする「大学生」という不思議な時間。
この不思議な時間を同室に住む二人を中心に切り取った作品が、本作『ネムルバカ』である。『それでも町は廻っている』が代表作の日常系漫画のスペシャリスト石黒正数による一巻完結漫画である。
ぐるぐる廻る青春のアレやコレやを描いた大学生日常ストーリー!
(出典:『ネムルバカ』)
「大学生」の日常
大学生といえば何をしているイメージだろうか。お酒を飲んでどんちゃん騒ぎをし、バイトとサークルに明け暮れる...的な感じだろうか。その通りである。
『ネムルバカ』に出てくる二人もそんな世の中によくいそうな大学生である。バンドをして、バイトをして、酒を飲んでとダラダラと過ごしていく。しかし、それが何故か面白いのである。これが日常系漫画のスペシャリスト石黒正数マジックであろう。
本作にも石黒正数マジックが大いに発揮されている。
(出典:『ネムルバカ』)
トラブルの起こる日々
同棲生活にはトラブルがつきもの。二人の生活にはトラブルだらけだ。バイト先の変な男に絡まれたり、家出をしたり、公園でゴルフをするおじさんに天誅をくらわせたりと大忙し。ただの日常系漫画では終わらない!
(出典:『ネムルバカ』)
ちょっとした恋愛要素
大学生活で欠かせない要素の一つが「恋愛」である。 二人も好きになったりなられたりとちょっとした恋愛もする。しかし、この先輩・後輩の二人組はただの恋愛では終わらない。絡まるに絡まり続けてとんでもないところに着地してしまう。
(出典:『ネムルバカ』)
まとめ
というわけで石黒正数による『ネムルバカ』を紹介した。これから大学生活を迎える人には大学生活を覗き見れる作品だろう。元大学生にとっても懐かしい作品かもしれない。一巻完結でさっと読める愉快な作品になっている。
(出典:『ネムルバカ』)
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