今、グルメ漫画が熱い!『食戟のソーマ』『ダンジョン飯』『甘々と稲妻』などグルメ漫画が続々と刊行されている。そんなグルメ漫画の中で「精進料理」に注目した作品がある。それが、『サチのお寺ごはん』だ。
名前のとおり、いちいち不運な臼井幸。ある日、いつものコンビニごはんを買っていたら、坊主3人組につかまって一緒にご飯を食べることになる。そこから幸は精進料理の世界にはまっていく。
でっかい肉を頬張って...なんてグルメ漫画にありがちな描写はない。質素でヘルシーでだけどなんだかヨダレの出てくる『サチのお寺ごはん』。グルメ漫画界の革命児である。
(出典:『サチのお寺ごはん』)
肉も魚もNG
精進料理なので肉も魚もNGである。殺傷を戒める仏教の教えより肉類魚介類等を使用せず、穀物・豆類・野菜などの食材のみで料理をする。
そんなのでグルメ漫画が成立するのか?と思ってしまうが、出来た料理はかなり美味しそう。できた料理の食べたさはピカイチである。肉も魚ももういらない!?
(出典:『サチのお寺ごはん』)
坊主源導さんの教え
仕事・恋愛で周りに置いていかれているんではないかと同僚を羨んでしまうなど悩みの多いサチを坊主の源導さんが導いてくれる。
自分が幸の薄くて不幸だと思い込んでいるサチに対して、ときに「食べ物」に絡めて優しさと温かみあるアドバイスをしてくれる。
(出典:『サチのお寺ごはん』)
サチの成長
物語が進むにつれてサチが精神面でも料理面でもどんどんと成長をしていく。3人のお坊さんい出会う前はカップラーメンかコンビニ弁当ばかり食べていたサチも、覚えた精進料理に1人でトライしていく。
「居酒屋のごはんは味が濃い」なんて言ってしまうくらいにまでなってしまうのだ。
(出典:『サチのお寺ごはん』)
まとめ
というわけで、『サチのお寺ごはん』を紹介した。他のグルメ漫画と比較しても料理の仕方が丁寧に解説されているので「精進料理の教科書」とするのもいいと思う。
サチと一緒にお寺と精進料理の世界を覗いてみたいという人にはおすすめの作品となっている。
(出典:『サチのお寺ごはん』)
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