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将棋漫画「3月のライオン」のもう一つの物語『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』【漫画おすすめ】

 

人気マンガ『3月のライオン』のスピンオフ作品。

日本将棋連盟、現会長 第十六名人 神宮寺崇徳。

彼はどのように名人になったのか?若き日の彼には、倒さねばならぬ相手がいた。

本編の主人公、桐山零が生まれる前の物語。

昭和の棋士たちの生き様が描かれた作品となっている。

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(出典:『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』)

 

「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」のここが面白い

日本将棋連盟会長、神宮寺崇徳

本編では桐山に目をかけていたり、大会運営を行っていたりと裏方に徹している会長だが、この漫画では彼にスポットライトが当てられている。

本編では元名人に名を連ねているが、いかにして名人を獲ったのかの戦いが描かれる。

若い頃の”熱い”神宮寺を見ることができる。

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(出典:『3月のライオン/3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』)

 

倒すべき名人

この漫画の中で若い頃の神宮寺はまだ名人ではない。

倒すべき当時の名人がこの漫画での一番のライバルとなっている。

敵の名は、田中七郎。

戦争を経験し、まさに命がけで将棋をしている強敵である。

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(出典:『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』)

 

凄まじい熱量

本編の『3月のライオン』が桐山零の成長を描いた静かな物語であるのに対して、この漫画は、熱さ全開の凄まじい熱量を持った作品となっている。

将棋の棋戦の様子はまるで戦のよう。

本編とは全く違った雰囲気の物語を楽しむことができる。

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(出典:『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』)

 

終わりに

というわけで、『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』を紹介した。

現会長の神宮寺崇徳がいかにして名人になったかの物語。

熱い戦いを見ることができる。

本編に登場する人物たちの若い頃の姿も見られる。

『3月のライオン』のスペンオフ漫画に興味のある人にはおすすめの漫画である。

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(出典:『3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代』)