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桜の花びら、音楽、そして嘘。君と出逢った日から世界は変わる『四月は君の嘘』【漫画感想】

 

桜の花びら、音楽、そして嘘。君と出逢った日から世界は変わる。

天才ピアニストと名高かった有馬公生は母の死と共にピアノを一切弾かなくなった。

「僕には風景がモノトーンに見える 譜面の様に 鍵盤の様に」

そんな彼の眼の前に一人の少女が現れた。

性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始めた。

元天才ピアニストととあるハンデを抱えたヴァイオリニストの出会いから始まる青春恋愛物語。

全11巻で完結済み。 

涙無くしては語れないエンディングへと一直線で進んでいく。

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 (出典:『四月は君の嘘』)

 

「四月は君の嘘」のここが面白い

元天才ピアニスト・有馬公生

ピアノは嫌いだ

それでもしがみついているのは きっと僕にはなにもないから

ピアノを除けば 僕は からっぽで

不細工な余韻しか残らない 

(出典:『四月は君の嘘』)

 

有馬公正はピアノを弾く人なら、その名を知らないものはいないほどに有名な天才少年だった。

しかし、母の死と共にピアノを遠ざけるようになってしまう。

だが、ピアノから完全に決別することはできずに、つかず離れずの中途半端な関係を維持していた。

音楽を決して忘れることができない。

ピアノを手放した彼には世界がモノトーンにしか見えていない。

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(出典:『四月は君の嘘』)

 

ヴァイオリニスト・宮園かをり

そんな公正の目の前に現れたのはヴァイオリニスト・宮園かをり。

性格は最悪だし、すぐ暴力も振るうが、彼女もまた才能豊かな演奏家だった。

かをりは何事にも全力を尽くす。

彼女は命を削りながらも演奏を続ける。

そんな姿と彼女の音楽が公正の胸を強く打った。

そして、弾かない公正のことをまた音楽の道へと引っ張っていくことになる。

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(出典:『四月は君の嘘』)

 

仲のいい四人組

『四月は君の嘘』に出てくる主な登場人物は四人いる。

音楽家の二人に、公正の幼馴染みでピアノから遠ざかった公正を見守り、もう一度ピアノを弾いてほしいと願っている澤部椿。

同じく公正と椿の幼馴染みで女子からの人気絶大な渡亮太。かをりが恋をしている少年でもある。

「最後の瞬間」まで、この四人組を中心として物語は進んでいく。

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(出典:『四月は君の嘘』)

 

終わりに

というわけで、『四月は君の嘘』を紹介した。

ピアノを弾かなくなった天才ピアニストとヴァイオリニストのボーイ・ミーツ・ガールの物語。

かをりの抱える重大な秘密に公正は惑わされて、そして思い悩むことになる。

全11巻で完結済み。

音楽を題材にした胸に響く青春恋愛作品を読みたい人にはおすすめの漫画となっている。

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(出典:『四月は君の嘘』)

 

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