とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。
編集部員の花井は、応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。
封を開けると、これまで出会ったことのない革新的な内容の小説であった。
作者の名は、鮎喰響。
連絡先は書いていないために、作者のプロフィールが一切わからない状況であった。
花井はあらゆる手段を使って、鮎喰響を探そうと奮闘をするのだが、実は作者の正体はとある女子高生であった。
一人の少女が、日本の文学界に大激震を起こしていく物語となっている。
(出典:『響~小説家になる方法~』)
「響~小説家になる方法~」のここが面白い
新人作家・鮎喰響
とある文芸編集部の新人賞宛に直筆の投稿原稿が送られてきた。
新人賞では、ネットからのデータでの募集しか受け付けておらずに、募集要項を満たしていなその原稿は、そのままゴミ箱へと捨てられた。
編集の花井は、何気なくその原稿が拾い上げて読み始めてしまう。
彼女は、作家”鮎喰響”の最初の読者となり、その才能に惚れ込んでしまった。
原稿には連絡先が一切書いていなかったため、住所・年齢・性別などの全ての情報がわからない。
花井は、”鮎喰響”を見つけ出すために、奮闘をし始めることになる。
(出典:『響~小説家になる方法~』)
女子高生・響
鮎喰響の正体は、高校の新入生である響であった。
他人とはあまりコミュニケーションを取りたがらずに、本が好きで文学部に所属している。
性格は「少し変わっている」では済まされないほどに変わっていて、怒り出すと何をしだすかわからない。
ペンを握って、他人の目をつこうとするなど危険な行動が目立っている。
同じ高校に通う、幼なじみの椿涼太郎に様々な面で支えられながら、学園生活を送っていた。
(出典:『響~小説家になる方法~』)
天才・小説家
響は自分が書いた原稿を出版社に送ったのだが、その理由は、自分が書いた小説の評価を聞きたいからだけであった。
しかし、その出来栄えの凄まじさによって、プロの編集に目をつけられることになる。
物語が進むにつれて、「女子高生」の響は、「小説家」の響へと徐々に変わっていくことになる。
響の小説家への道のりと、それに関わった人々の物語を見ることができる作品となっている。
(出典:『響~小説家になる方法~』)
終わりに
というわけで、『響~小説家になる方法~』を紹介した。
とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿をきっかけにして物語が動き始める。
響が普通の「女子高生」から「小説家」へと変化していく様子が見て取れる作品である。
『響~小説家になる方法~』は、ひとりの女子高生が小説家になっていく物語に興味がある人には、おすすめの漫画となっている。
(出典:『響~小説家になる方法~』)
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