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「絆」を描いた日常系ハートフルファンタジー『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』【一巻完結】【漫画感想】

 

 「ダンジョン飯」の九井諒子が描いた、日常系ファンタジーを題材とした作品がこの『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』である。一巻完結の漫画で七つの物語で構成されている。

 『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』が収録されており、竜、人魚、狼男、神様、超能力者とバラエティーあふれるキャラクターが登場する

 

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(出典:『竜のかわいい七つの子』)  

それぞれの絆を感じるハートフルストーリー

 竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生など様々な人物たちの心温まる絆が描かれている。基本的に日常系なのでほのぼのとした雰囲気が全体から漂っている。しかし、なんだか無性に面白い。どれもが一騎当千の傑作ばかりである。

 

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(出典:『竜のかわいい七つの子』) 

一筋縄ではいかないコミカルなキャラたち

 「九井諒子」作品に出てくるキャラクターたちは、普通のそこまで尖っていないキャラクターに見えて、どこか個性的である。そんなキャラクターたちもそれぞれの短編の面白さを支えている。

 

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(出典:『竜のかわいい七つの子』) 

 

 「九井諒子」作品の面白さを説明するのは難しい一見ありきたりで平凡な作品のように思えるからだ。しかし、万人に勧められる暖かい内容の作品で、ここまで面白かった一巻完結漫画は読んだことがなかった。この面白さは、正直読んだ人にしかわからないだろう。一冊読めば「九井諒子」が好きになる。ぜひとも読むべき至高の短編集である。

 

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(出典:『竜のかわいい七つの子』) 

 

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