漫画ギーク記

漫画を中心にしたおすすめの面白い本について書いています

2016-03-09から1日間の記事一覧

【3分で分かる『うしおととら』】人間と妖怪の友情の物語【漫画感想】

『うしおととら』は、人間の「うしお」と妖怪の「とら」を中心に、日本の滅亡を防ぐために戦う王道バトルファンタジーコミックである。数多くの名作を生み出している「藤田和日郎」だ。 33巻+外伝の34巻が発売されており、完結済みの作品である。 出版され…

クリエイティブとはなにか?川上量生がスタジオジブリで考えたこと。『コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと』【本感想】

「ニコニコ動画」を運営する株式会社ドワンゴ代表取締役会長の川上量生は、現在ほとんどドワンゴに出社していない。なんと週に一日、水曜日だけだという。代表取締役会長なのに!では、残りの時間で何をやっているのか?スタジオジブリでプロデューサー見習…

「絆」を描いた日常系ハートフルファンタジー『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』【一巻完結】【漫画感想】

「ダンジョン飯」の九井諒子が描いた、日常系ファンタジーを題材とした作品がこの『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』である。一巻完結の漫画で七つの物語で構成されている。 『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金…

恐怖のフクロウが東京を襲う。『邪眼は月輪に飛ぶ』【一巻完結】【漫画感想】

「うしおととら」や「からくりサーカス」が代表作としてあげられる藤田和日郎が描いた一巻完結のダークファンタジーが、この作品「邪眼は月輪に飛ぶ」である。藤田和日郎は、ややダークなジャンルの作品を書くことを作風としているが、本作も実に藤田和日郎…

IT技術の進化の功罪を描く傑作。『バイナリ畑でつかまえて』【一巻完結】【漫画感想】

高度に進化したIT技術と人間はどう向き合うのか。そんな、ITの世界の現在や未来を描いた、ショートショートの一巻完結漫画がこの『バイナリ畑でつかまえて』である。「バイナリ」はコンピュータ用語での「0」「1」を示す用語である。 将棋での「コンピュータ…