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中年オヤジによるドラゴン・魔法なしの騎士物語『ドン・キホーテ』【漫画感想】

 

世界的名作小説『ドン・キホーテ』の完全超訳。

スペインのラ・マンチャに暮らすアロンソは、働きもせずに身体を鍛え騎士道物語を読みふける毎日を送る残念な中年男。

しかしある日突然、本物の騎士を目指す旅に出ることを決心する。

それに巻き込まれたのが従者のサンチョ。

二人はドラゴンいなければ魔法のない世界で本物の騎士になるべく旅にでた。

ちょっと残念な中年オヤジと従者による笑える騎士物語。全2巻で完結済み。

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(出典:『ドン・キホーテ』)

 

「ドン・キホーテ」のここが面白い

親方様・アロンソと従者・サンチョ

キハーノ家は下級の貴族の一家で、アロンソはその家の主人。

影の薄い中年だったがある日から大事な畑を売ったかと思えば本を買い集め、体を鍛え、しまいには村の中で騎士ごっこまで始めてしまった。

周囲の人々にも心配をかけていたが、ついには騎士になるべく旅立つことを決意した。

その気まぐれに巻き込まれたのが従者のサンチョ。彼は世話役として嫌々ながら旅に同行することとなってしまう。

そして、いく先々でアロンソのわがままに振り回されることとなる。

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(出典:『ドン・キホーテ』)

 

寂しがりやのアロンソは二人の旅が楽しそう。

目的は、騎士になること。全ては我が親愛なるドルシネア姫のために。

本当にいるのかただの妄想なのかわからない姫のために二人っきりの旅が始まった。

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(出典:『ドン・キホーテ』)

 

コミカルな雰囲気

作品中はギャグを織り交ぜたコミカルな雰囲気で物語が進んで行く。

要所要所に笑いどころがちりばめられている。

だが、物語全体にストーリー性もあって、最後はどんでん返しによる感動の作品となっている。

『ドン・キホーテ』は笑いあり涙ありの漫画である。

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(出典:『ドン・キホーテ』)

 

終わりに

というわけで『ドン・キホーテ』を紹介した。

わがままな中年オヤジと無理やり付き合わされた少年によるドラゴンなし、魔法なしの騎士物語。

全2巻で完結済みで物語は綺麗に収束する。

笑いあり涙ありの漫画を読みたい人にはおすすめの作品である。

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(出典:『ドン・キホーテ』)

 

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