漫画ギーク記

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女がバイクに乗ったらいけないのか?『どこまで行けるかな?』

 

女がバイクに乗ってはいけない理由なんてどこにもない!

漫画家、二児の母、30代、体力ゼロ、身長150cmの彼女はある日、「バイクの免許が欲しい」と思った。

夫もオッケーをしてたので、こうして教習所へと通う日々を送り始めることになる。

だが、普段運動もせずに背も低い女性にとって、中型バイク免許の取得は想像以上に困難な道のりだった。

女性漫画家が中型バイク免許をとって、バイク乗りになるまでの実話を描いたコミックエッセイをなっている。

全1巻で完結済み。

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(出典:『どこまで行けるかな?』)

 

「どこまで行けるかな?」のここが面白い

女性はバイク乗りになれるのか?

突然「バイクに乗りたい」と思ってしまったが故にバイク免許を取りにいくことになった作者。

彼女が乗ろうとしているバイクは約200kgほどあり、ただでさえ非力な女性がバイクに乗るのは大変なこと。

それに加えて、彼女は漫画家で引きこもり気味なため運動不足に日光不足。

身長も150cmと低め。

ハンデだらけの状態で始めたバイク教習所通いは、”予想通り”に大変なものとなる。

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(出典:『どこまで行けるかな?』)

 

困難の数々

バイク免許取得までの道のりは険しいものだった。

バイクは重いし、地面にはなんとかしても片足しかつかない。

教習初日には何でもないところで転んでバイクを壊してしまったところから始まって、バイクの操作もうまくいかずに何度も何度も転ぶことになってしまう。

なんとか乗れるようになってもスピードが出せない。

教習所の先生たちにも怒られる。

心が折れそうになりながらも、くじけずにバイク免許の取得を目指していく。

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(出典:『どこまで行けるかな?』)

 

徐々に目覚めるバイクの楽しさ

しかし、辛いことばかりではない。

練習を繰り返すことによって、最初はいうことを全く聞かなかったバイクも。徐々に自分の体の一部かのように操れるようになってきた。

バイクでも何でもうまくいくようになってからは楽しい。

彼女もまた辛い練習の日々を乗り越えて、楽しいバイクライフを送ることになっていった。

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(出典:『どこまで行けるかな?』)

 

終わりに

というわけで、『どこまで行けるかな?』を紹介した。

二児の母、30代、体力ゼロ、身長150cmのバイク乗りとしては決して的確とは言えない女性漫画家がバイク免許を取得して、バイク乗りになるまでの日々を描いたコミックエッセイ。

非力な女性がバイク乗りになることの大変さがよくわかる話となっている。

全1巻で完結済み。

大人な習い物に関するコミックエッセイを読んでみたい人にはおすすめの漫画となっている。

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(出典:『どこまで行けるかな?』)

 

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