『七つの大罪』『ブリザードアクセル』が代表作にある漫画家・鈴木央。
その鈴木央の初期読み切り作品を七つ集めたのがこの『七つの短編 鈴木央短編集』である。
姫、騎士、ガリ勉、お姉ちゃん、カウガール、フィギュアスケーター、拳法家、農民などでてくるキャラクターの職業は多種多様。
『七つの大罪』『ブリザードアクセス』『Ultra Red』の読み切り作品も収録されている。
スポーツ、アクション、ギャグ、ラブコメと多彩なジャンルが楽しい一巻完結の短編集である。
(出典:『七つの短編 鈴木央短編集』)
『七つの短編 鈴木央短編集』の見どころ
『七つの大罪』との表紙の比較
この漫画の表紙は『七つの大罪』の11巻とそっくりに作られている。
というのも発売日が同じ日だったからだ。
作者のちょっとした遊び心がかいま見える。
『七つの大罪』読み切り版
この本には『七つの大罪』読み切り版が収録されている。
主人公のメリオダスやヒロインのエリザベスも登場するが本編とは少し相違点が存在する。
メリオダスは少し髪がストレート気味。
(出典:『七つの短編 鈴木央短編集』)
(出典:『七つの大罪』)
さらに持っている剣が大剣になっている。
(出典:『七つの短編 鈴木央短編集』)
エリザベスは本編と髪型が違い、前髪がぱっつんになっている。
(出典:左『七つの短編 鈴木央短編集』右『七つの大罪』)
他にも移動のときに乗り物「ホークママ」がメカメカしい機械だったりもする。
『七つの大罪』ファンには楽しい内容となっている。
(出典:左『七つの大罪』右『七つの短編 鈴木央短編集』)
『ブリザードアクセル』読み切り版
『ブリザードアクセル』の読み切り版も載っている。
読み切り版では、フギュアスケート未経験者の北里吹雪がなんだかんだがあって彼女である小雪のためにスケートで「ジャンプ」に挑戦する。
うまくいくはずがない挑戦だと誰もが思っていたが、格闘技で培った運動神経でまさかの結果を出してしまう。
(出典:『七つの短編 鈴木央短編集』)
最後に
他にも働く牧場全てでミステリーサークルや牛の変死が起きるなどの謎の現象に苦しむ少女の戦いを描く「カウガール対空飛ぶ円盤」や『Ultra Red』の原作などの様々なジャンルの読み切りが七つ収録されている。
どれも出来が良く面白い短編となっている。
原作になった作品も本編を読んだことがなくても十分に面白い。
この本きっかけで本編を読んでみるのもいいと思う。
鈴木央作品に興味がある人や様々なジャンルの面白い短編を読んでみたい人にはオススメの作品である。
(出典:『七つの短編 鈴木央短編集』)
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