冥王星の彼方から”巨人たちの星”のガニメアンの通信が再び届きはじめた。
地球を知っているガニメアンとは接触していないにもかかわらず、相手は地球人の言葉のみならず、データ伝送コードを知りつくしている。
ということは、この地球という惑星そのものが、どこかから監視されているに違いない……。
それも、もうかなり以前からのことである。
『星を継ぐもの』シリーズの第3段。
5万年前月面で死んだ男たちの謎、月が地球の衛星になった謎、ミネルヴァを離れたガニメアンたちの謎など、からまったすべての謎の糸玉の全てにがここで解きほぐされる。
「巨人たちの星」のここが面白い
遥か彼方の星からの通信
地球人たちは、すでにかつては太陽系の中に住んでいた人間ではない知的生命体・ガニメアンの存在を知っている。
しかし、彼らはすでに故郷を捨てて地球からは遥かに遠い別の星へと移住してしまったいた。
そんな、彼らに地球からの通信をすることに成功した。
衝撃を受けた地球の科学者たちだったのだが、「何かがおかしい」との違和感を感じ始めた。
地球は監視されている
ガニメアンたちは、地球の言語を完璧なまでに使いこなしていた。
そして、地球のデータ伝送コードまでもを知っている。
こんなことは、”地球”にいないとできるはずがない。
「地球」は監視されている。
それも、遥か昔からずっとである。
監視の目を逃れるために、科学者たちは秘密裏に行動を始めることになる。
”巨人たちの星”での対立
巨人たちの星にいるガニメアンたちとの通信を続けていると、巨人たちの星の内部は決して一枚岩ではなく、大きく2つの派閥に別れていることがわかってきた。
そして、彼らは地球に対して別々のアプローチを取っている。
果たして、”巨人たちの星”や”地球”、”人間”、”ガニメアン”たちにはどんな歴史があって、今に至っているのだろうか?
かつての彼らに起きた、衝撃的な真実の全てがついに明らかになる。
終わりに
というわけで、『巨人たちの星』を紹介した。
『星を継ぐもの』シリーズの第3段で、今までのシリーズで謎だった部分の全てが明らかになる。
地球や人間、ガニメアンの歴史とはいかに?
「星を継ぐもの」たちの全てが明らかになる爽快感あふれる一冊となっている。
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