わかりやすいニュース解説によって、老若男女問わずに大人気の池上彰。
日本や世界の経済、ニュース、宗教、国際情勢などに詳しく、かつ誰でも理解できるように噛み砕いて解説してくれることで定評がある。
ニュースを見ただけでは理解しづらかったことでも、池上彰の解説を見ればすんなりと理解ができるようになっている。
そんな池上彰の数多くの書籍・著書の中でおすすめのものをまとめて見た。
ベストセラー作品もいくつかあり、人気の書籍、話題の本などを含んでいる。
これらを読めば、池上彰流の「ニュースのわかりやすい解説方法」「人への伝え方」「教養の必要性」「これからの世界の動き」などを知ることができる。
一人で書いた本をはじめとして、対談本なども入っている。
それでは、どうぞ。
- 池上彰のおすすめ本を紹介する
- 学び続ける力
- 伝える力
- 僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
- おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
- 書く力 私たちはこうして文章を磨いた
- 世界を変えた10冊の本
- 池上彰の新聞ウラ読み、ナナメ読み
- 考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門
- はじめてのサイエンス
- 池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾: 分断か融合か
- 新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス
- 人質の経済学
- 超訳 日本国憲法
- 池上彰×津田大介 テレビ・新聞・ネットを読む技術
- 池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ
- この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇
- 世界を動かす巨人たち <政治家編>
- 池上彰の新聞勉強術
- 世界から戦争がなくならない本当の理由
- 終わりに
池上彰のおすすめ本を紹介する
学び続ける力
「すぐには役に立たないこと」を学んでおけば「ずっと役に立つ」。
どんなことでも学べば学ぶほど視野は広がり、自分の知らないことに出会う。
それが好奇心を刺激して、知的スリルを味わうことができて世界が楽しくなってくる。
学ぶことの楽しさを知っておけば、生涯に渡って学び続けることできる。
学ぶことの楽しさを知ること。
それこそが現代の教養なのである。
そんな、学ぶことの楽しさについて、元NHKアナウンサーで東京工業大学教授の池上彰が解説したのがこの本である。
化学、法律、宗教、経済、経営など学ぶと役に立つことは数多く存在している。
それは、今すぐに自分の人生に役に立つわけではないかもしれない。
しかし、自分の専門外だからといって敬遠せず、どんなことでも学ぶ姿勢を持ち続ければいつかきっと役立つ瞬間が来るはずなのだ。
「学ぶことの楽しさ」「学ぶことの重要性」を理解したい人は、是非とも読むべきな自己啓発本となっている。
伝える力
商談や会議、プレゼンテーションや企画書・報告書の作成、電話 での交渉、メールでの連絡。
ビジネスの現場で行なわれている日常業務がある。
そこでは上司や部下、顧客とのコミュニケーションをいかに円滑にするかが鍵を握っている。
この本では、「話す」「書く」「聞く」の3つの能力の磨き方が紹介されている。
わかりやすく伝えることの達人である池上彰流の「伝え方」が満載の一冊である。
長年NHKの「週刊こどもニュース」のお父さん役を務めてきた池上彰ならではの極意が伝授されている。
ビジネスの現場でも十分応用が効く智恵が盛りだくさんの内容となっている。
相手を惹きつける、ビジネス文書を書く、文章力をアップさせるなど、この本の秘訣を習得すれば、仕事が楽しく、やりやすくなるようになっていく。
僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
池上彰氏、佐藤優氏は毎日「何を」「どう」読んでいるのか?
大量の”文字”を読み続けている2人が新聞、雑誌、ネット、書籍の読み方を語ったのがこの本である。
どうすれば、彼らのように「自分の力で世の中を読み解ける」のか?
「新聞1紙5分」「月平均300冊の読書」はどうすれば可能か?
「スマホ」「アイパッド」「新聞電子版」「dマガジン」はどう使いこなすか?
...と言った、読み方に関する疑問に答えている。
「おすすめサイト全一覧」から「新聞・雑誌リスト」「おすすめ本」まで紹介されている。
池上彰氏、佐藤優氏から、知識と教養の身につけ方を吸収することができる一冊となっている。
おとなの教養―私たちはどこから来て、どこへ行くのか?
現代人がいま、身につけるべき教養とは何なのだろうか?
現代の教養とは「自分を知ること」である。
この本では、「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」と言った内容で、教養をテーマに池上彰が考えていることが語られている。
一見関係なさそうな内容の中で、共通しているのが「自分がどういう存在なのか」を考えようとする問題意識である。
わかりやすく解説する名人の池上彰が、「おとなの教養」について、講義形式で明快に説いている。
将来かならず生きてくる「教養の本質」が一気に身につく一冊となっている。
書く力 私たちはこうして文章を磨いた
学生や社会人かを問わずに、”文章をどう書けばいいのか”について思い悩んでいる人は多い。
テレビや本で多くの人を引き込む解説をする池上彰と、読売新聞の1面に15年間コラム「編集手帳」を書き続けている名文家・竹内政明論説委員。
仕事として文章を書き続けた二人によって「書く力」について語られているのが、この本である。
誰が読んでもわかる、うなる文章の書き方を伝授されている。
自己紹介から企画書まで、「文章の書き方」に関する幅広いテーマが扱われている。
この本には、今までの自分の文章の書き方が変わってしまうヒントが多く散りばめられている。
「文章を書く達人」たちによる、「書く力」について語り尽くされた一冊となっている。
世界を変えた10冊の本
本には、世界を変える力がある。
この本では、池上彰が世界に大きな影響を与えた”10冊の本”に注目して、その本のどこがすごかったのかを歴史的な意義とともに解説している。
「アンネの日記」「コーラン」「種の起源」...といった、古今東西、ジャンルを問わずに様々な本が扱われている。
「聖書」の基礎を知ることで見えてくる歴史の流れとは?
革命の原動力となった「資本論」の論理とは?
私たちが生きる現代を形作っている思想や、日々メディアで報じられている国際問題の源泉が読み解ける一冊となっている。
歴史的な名著たちに、手を伸ばすきっかけともなる本となっている。
池上彰の新聞ウラ読み、ナナメ読み
新聞の読み方を変えれば、世の中の見方も変わる。
新聞はどんなときに過ちを犯すのか。
政府や政治家の権力を監視しているのか。
難解な話題をどのようにやさしく伝えているのか。
各紙の報道はなぜ異なるのか……。
この本では、池上彰が新聞の読み方、使い方について語っている。
新聞のウラのウラまで知り尽くした池上彰が、ネットの時代だからこそ身に付けておきたい「新聞の読み方」を事例を挙げて紹介する。
「新聞はこう読むと面白い」「報道の背景には、こんな事態が存在している」「読ませる文章とはどういうものか」等々の観点から文章が書かれている。
新聞についてさらに詳しく知りたい人には、おすすめの一冊となっている。
考える力がつく本 ―本、新聞、ネットの読み方、情報整理の「超」入門
この本を読めば、世界情勢から人間関係まで、ものの見方ががらりと変わる。
情報収集術、読書術から、知識の整理術まで池、上彰が語り尽くしているのがこの本である。
頭の回転のはやい人、頭がやわらかい人、物事の本質を見抜く人は、どのように情報を収集・整理して、結論を導いているのか。
突発的なニュースに際しても、すばやく事件の本質を見抜き、あらゆる質問に答え、 常に良質な解説をし続ける、池上彰流の情報の収集・整理法が語られている。
「似た言葉の定義をはっきりさせる」
「それで得をするのは誰かを考える」
「全体像を把握するにはマクロからミクロへ」
「情報を聞き出すには、相手に仮説をぶつける」
「本・新聞・雑誌・ネットからの情報収集・整理術」
といった内容で、「考える力」をテーマにしている。
情報が溢れる時代での、情報整理の力が身につく一冊となっている。
はじめてのサイエンス
科学とは「疑うこと」から始まっていく。
「天気予報」から「原発」、「地震」から「宇宙」まで、池上彰によって、科学に関することが全て解説されているのが、この本である。
いま、学ぶべきサイエンスとは何なんだろうか?
「物理」「化学」「生物」「医学」「地学」「環境問題」と言ったエッセンスを講義形式で明快に解説している。
核兵器から原発、水素エネルギーから再生医療、首都直下地震から地球温暖化まで、ニュースの核心がスッキリ分かる本となっている。
科学に詳しくても、そうでなくても学べることも多い一冊である。
今、気になる「科学」について、わかりやすく解説されている本が読みたい人には、おすすめの本となっている。
池上彰の世界の見方 中国・香港・台湾: 分断か融合か
池上彰が中国・香港・台湾の最新情勢を解説したのがこの本である。
中国・香港・台湾を6つのテーマから読み解いていく。
なぜ「3つの中国」に分かれてしまったのか?
親日の台湾、反日の中国、正反対のわけは?
なぜ中国では、政治も経済も教育も共産党が支配するのか?
なぜ中国が経済失速から抜け出すのが困難なのか?
中国と一体化する台湾経済の運命は?
なぜ、いつ、中国人の道徳観は破壊されたのか?
中国の失われた世代とは?
...と言った、 テーマについて書かれている。
中国・香港・台湾の分断の歴史から現在に至るまでの基礎知識と、最新情勢が一冊でわかる本となっている。
新・リーダー論 大格差時代のインテリジェンス
「優れたリーダーが出にくくなった現代だからこそ、私たちは 新たなリーダーの到来を待ち望んでしまう」
優れたリーダーとは何なのか?
佐藤優と池上彰が”リーダー論”を語り尽くしたのが、この本である。
「リーダー不在の時代」「独裁者たちのリーダー論」「トランプを生み出したもの」「エリートVS大衆」「世界最古の民主主義国のポピュリズム」「国家VS資本」など現代の様々な問題を、リーダーという切り口で書かれている。
古今東西、様々なリーダーを実例として、二人が考えるリーダーについてよくわかる内容となっている。
「リーダー論」について、改めて考察し直したいという人には、おすすめの対談本となっている。
人質の経済学
世界には「人質ビジネス」が溢れている。
「人質ビジネス」とは、日常では聞きなれない単語だが、一体なんなのか?
テロリストたちが行なっている「人質ビジネス」について、池上彰が解説したのが、この本である。
交渉人、誘拐専門の警備会社、囚われた人質、難民らに取材を重ね、「テロリズムの経済」を明らかにしている。
「一番金払いが良いのはイタリア政府」
「助けたければ誘拐直後の48時間以内に交渉せよ」
「武力による救出の3回に1回は失敗に終わり、人質または救出部隊に死者が出る」
「誘拐された外国人は出身国によって、助かる人質と助からない人質に分けられる」
...と言った、中東で行われている「人質ビジネス」の恐ろしい実態が明らかにされている。
テロリストたちの世界では、どのようにして経済が回っているのかが理解できる一冊となっている。
超訳 日本国憲法
日本国憲法は、難しくて読む気もおきないと言ったイメージをもった人たちは多くいると思われる。
しかし、池上彰が”超訳”すれば「日本国憲法」が、わかりやすくて面白いものへと変化する。
「(天皇は)日本国民統合の象徴」→「国民がまとまっているという象徴」
「大臣を罷免」→「大臣をクビにできる」
「文民」→「軍人ではない人」
「国権の発動たる戦争……これを放棄」→「正義が守られ、混乱しない国際社会を……誠実に強く求め、あらゆる戦争を放棄」
など、日本国憲法での難しい単語や文章も、わかりやすく噛み砕かれて解説されている。
日本国憲法について理解し直したいという人には、おすすめの一冊となっている。
池上彰×津田大介 テレビ・新聞・ネットを読む技術
ニュース解説でおなじみ・池上彰と、ウェブメディア界の寵児・津田大介。
二人が、日本の「テレビ・新聞・ネット」を中心とする情報メディアを徹底解説したのがこの本である。
世にあふれる数多の情報を読み取る目を養い、事実を正しく知るための方法がよくわかる。
ネットがよくわからない世代も、もはや新聞なんて読まない世代も読んでおくべき「情報メディアのトリセツ」について書かれている。
テレビやネットの世界で活躍している二人だからこそわかる見方が伝わってくる。
世の中にあふれる情報をどう読み取ればいいのかがわかる一冊となっている。
池上彰が聞いてわかった生命のしくみ 東工大で生命科学を学ぶ
2016年のノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典と池上彰の特別対談を収録したのがこの本である。
生物の基礎から、ノーベル賞受賞の「オートファジー」の仕組み、 遺伝子からゲノムまで、生命科学のすべてがこの一冊でよくわかる。
池上彰が質問し、最先端の研究をしている東工大の教授が解説することで、 これまでになくわかりやすい「生物の教科書」となっている。
「生きているって、どういうことですか」
「細胞の中では何が起きているのですか」
「死ぬって、どういうことですか」
「地球が多様な生命であふれているのはなぜですか」
などの生命科学に関する疑問について語られている本である。
二人の対談を通じて、生命科学に関する理解が深まる一冊となっている。
この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」 池上彰教授の東工大講義 日本篇
敗戦から高度成長に至ったわけ、学校では教えない「日教組」、アベノミクスとバブルの教訓まで。
東工大教授である池上彰による、わかりやすい戦後史講義が書かれているのがこの本である。
歴史の授業ではなおざりにされがちな「日本の戦後史」であるが、社会に出るとこれほど「使える」分野は実はない。
『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」』をテーマにして、平成生まれの学生たちに、日本が敗戦から不死鳥のように甦った道筋から、現在の問題を解くヒントを教えてくれる。
学生でなかったとしても、様々なことを学ぶことができる一冊となっている。
「戦後史の学び方」がよくわかる本である。
世界を動かす巨人たち <政治家編>
多くの無名の人たちによって、歴史は創られる。
しかし時に、極めて個性的で力のある人物が、その行く先を大きく変えることがある。
この本では、現代史の主要登場人物とでもいうべき6人の政治家を取り上げて、池上彰によって解説がされている。
ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、アメリカのヒラリー、中国の習近平、トルコのエルドアン、イランのハメネイ。
彼らの思想と行動を理解することなく、今を語ることは不可能である。
世界を動かす6人の政治家に注目した一冊となっている。
世界の政治家を知ることによって、現代の国際情勢がどのように動いているのかがよくわかるようになっている。
池上彰の新聞勉強術
新聞はこんなにも面白くて使える!
池上彰が新聞の面白さについて、徹底的に語り尽くしているのがこの本である。
「一両日中」っていつまでのこと?
どこまでが「事実」で、どこからが「意見」?
時間がないときは、どこを読めばいいの?
記事スクラップのコツは?
新聞を何紙も購読している池上彰だからこそわかる新聞の”使い方”についてよくわかる本である。
とってる人もとっていない人もすぐに使える、池上流・新聞「読みこなし・使いこなし」術満載の一冊となっている。
世界から戦争がなくならない本当の理由
第二次世界大戦から70年が経つ今、2015年にも世界ではたくさんの戦争が起こっている。
中東、アフリカ……、今現在も悲劇は世界中で生まれている。
なぜ戦争は繰り返されるのか。
戦後70年、私たちは第二次世界大戦から学ぶべきことを、今一度考えなければならない。
複雑な世界情勢も、あの大戦から世界がどのように変化してきたか、その歴史を紐解いてみれば、本当の理由が見えてくる。
この世界は本当に「戦後」と呼べるのだろうか?
この本では戦争が生まれるから理由から、日本と世界がどのように戦後を生きてきたのかを、池上彰がどこよりも分かりやすく解説している一冊となっている。
終わりに
ニュースのわかりやすい解説をしていることで人気の池上彰。
日本や世界の経済、ニュース、宗教、国際情勢などに詳しく、かつ誰でも理解できるように噛み砕いて解説してくれることで定評があり、ビジネス本や自己啓発本、ハウツー本、ためになる本の数々を出している。
池上彰から様々なテクニックを学べる本ばかりとなっている。
それぞれの本で違ったテーマを扱っているので、興味が湧いた本があれば、ぜひ読んでみてください。
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