君が好きになったのは、本当に私?
大学生で小説家志望の浜崎正は花見の会場で、同じ大学の「町田ミカ」と出会った。
どこかで彼女を見たことがあると既視感を感じる。
彼女はかつて浜崎が好きな映画のヒロイン「桐島すみれ」を演じていたのだ。
このことがきっかけで二人は徐々に仲良くなっていく。
そして、浜崎はミカのことを好きになった。
しかし自分が恋しているのが、彼女「町田ミカ」なのかそれとも映画の中の「桐島すみれ」なのかわからなくなっていく。
映画のヒロインだった町田ミカと小説家志望の浜崎正の切ない恋愛ストーリー。
全一巻で完結。
胸が締め付けられてしまうほろ苦い恋愛を描いた作品。
(出典:『ストロボライト』)
「ストロボライト」の見どころ
”過去”と”未来”が交差する夜行列車
浜崎正は大人になってかつての夢を叶えて小説家になることができた。
しかし、その隣にミカはいない。
彼女との関係はどうなったのか?
『ストロボライト』では、小説家になった「未来」の浜崎がミカと恋愛していた大学生の「過去」の自分を夜行列車に乗りながら振り返る形で進んで行く。
(出典:『ストロボライト』)
映画のヒロインだったミカ
ミカはかつて映画「Q9」のヒロインをしていた。
内容は刑事物だがそこまで話題にならなかった作品で、浜崎以外の周りの人たちはミカの過去に気づいていない。
しかし、浜崎はこの映画にハマっていた。
このことがきっかけで二人の距離は縮まっていく。
(出典:『ストロボライト』)
夢を叶えた少女と夢を叶えられない少年
浜崎とミカは仲良くなったが、二人の関係は「夢を叶えた少女」と「夢を叶えられない少年」。
浜崎はミカに憧れを抱きながら劣等感を抱いている。
このことが二人の間にひびをいれる。
”才能”がない自分は無価値なのではないか?
ミカの”才能”が好きなだけではないか?
浜崎の葛藤が描かれるほろ苦い大人の恋愛作品。
(出典:『ストロボライト』)
終わりに
というわけで『ストロボライト』を紹介した。
大人の恋愛を描いた一巻完結の作品。
「愛」と「才能」がメインテーマになる。
ほろ苦い恋愛漫画を読みたい人にはおすすめの漫画である。
(出典:『ストロボライト』)
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