「もし本気で長期的な人類の発展を望むなら、ただの140 文字や“永遠の15 分” を超えた未来について考えなければならない。
ZERO to ONE はシリコンバレーを教科書に、難題を克服してこれまで存在し得なかった偉大な物事を築きあげるための本だ」
シリコンバレーでは、アップルやフェイスブックといった大成功したベンチャー企業の名前がすぐに思い浮かぶが、数多のスタートアップが起業しては消えていく世界でもある。
極めて競争の激しい世界。
そんな中、次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。
彼らはいかにしてベンチャー企業を成功させ続けてきたのか?
「ゼロ」から「イチ」を生み出す秘訣が書かれたビジネス本となっている。
「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」
起業に”成功の方程式”はない
ビジネスに同じ瞬間は二度とない。
次のビル・ゲイツがオペレーティング・システムを開発することはない。
次のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが検索エンジンを作ることもないはずだ。
次のマーク・ザッカーバーグがソーシャル・ネットワークを築くこともないだろう。
彼らをコピーしているようなら、彼らから何も学んでいないことになる。
起業には数多くのパターンがある。
この本でも、それらが紹介されているが、この中に「成功の方程式」はない。
そもそもそんな方程式は存在しないのだ。
成功者は方程式でなく第一原理からビジネスを捉え、思いがけない場所に価値を見出している。
そんな成功者になるヒントが書かれた本となっている。
新しいテクノロジーを生み出すためのスタートアップ
新しい革新的な技術を生み出すのは、大抵がベンチャー企業でスタートアップだ。
大組織で新しいものは開発しにくく、一人ではさらに難しい。
官僚的な組織は動きが遅いし、既得権益者はリスクを避けたがるからである。
逆に、孤高の天才は芸術や文学で名作を生むことはできても、一つの産業を丸ごと生み出すことはできない。
スタートアップとは、世界を変えることができると信じている人々の集まりである。
スタートアップにとって、大切なのは、マニュアルでもなければ、知識の羅列でもない。考える訓練だ。
なぜなら、それがスタートアップに必要なことだからである。
従来の考え方を疑い、ビジネスをゼロから考え直すことが、成功への道となる。
終わりに
というわけで、 「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」を紹介した。
競争が激しいスタートアップで次々に成功を生み出してく人々。
彼らは、普通の起業家と何が違うのか?
その秘密が存分に書かれている。
スタートアップが0から1を生み出したときに、世界は変わっていく。
そんな、「ゼロ」から「イチ」を生み出す秘訣が書かれたビジネス本となっている。
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