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バカな子供時代を赤裸々に書いたエッセイ『バカ男子』【本感想】

 

あのころ誰もがバカだった。

バカな男子たちの思い出したくない、でも笑える思い出満載!

作者・清野とおるの小学校・中学校・高校の実際にあった経験を元に全てのエピソードが書かれる。

こんな時代が自分にもあったかも...と思い出せるかもしれない。

全ての話にはイラストが多く添えられる。

この絶妙なイラストにより面白おかしさが倍増させてくれる。

完全実話・オールカラーイラスト抱腹絶倒エッセイ!!

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 (出典:『バカ男子』)

 

「バカ男子」の見どころ

お腹を抱えて笑えるエピソード満載

清野とおるは小学生の頃から一貫してとにかく「おバカ」である。

この本には数多くのエピソードが収録されているがどれもお腹を抱えて笑えたくなってくる。

小学生のときは股間にロケット花火を挟み、方向も考えずにがむしゃらに発射させたら向かいの松を燃やし、中学生では説教中の先生の顔を見て何故か吹き出す。結果一発グウで殴られる。

「おバカ」なエピソード満載なのだ。

 

小学生のときの友達・早川くん

個人的に面白かった話に「早川くん」がある。

早川くんは作者の小学校に入学した後の初めての友達で親友だ。

小学生の休み時間のときに作者は当時好きだった女の子、さやかちゃんとじゃれ合っていた。

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 (出典:『バカ男子』)

小学生と言えば気になるこにちょっかいを出したくなるもの。

そこでたまたま目に入った 「早川くん」に声をかける。

この楽しいじゃれ合いに親友を混ぜようと思ったのだ。

すると、早川くんは何を思ったのか...

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(出典:『バカ男子』)

さやかちゃんをボコボコにしてしまった。

作者は親友が好きな女の子をボコボコにしている光景を唖然と見ているしかなかったとか。

早川くんは本気で困っている親友を助けようとしてしまったのだ。

その後、当然さやかちゃんには無視されるようになって初恋は幕を閉じたとか。

甘酸っぱいが笑えるエピソードである。

早川くんの顔が清々しい...。

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(出典:『バカ男子』)

 

終わりに

というわけで清野とおるによるノンフィクションエッセイ『バカ男子』を紹介した。

作者本人や友達・先生を含んだ小中高の時代の笑えるエピソードが満載である。

カラーイラストも添えられ話の面白さを彩っている。

タイトル通りに誰もにあった「バカ」な時代を思い出せるエッセイ。

お腹をかかえて笑えるエッセイを読みたい人にはオススメできる本である。

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 (出典:『バカ男子』)