漫画ギーク記

漫画を中心にしたおすすめの面白い本について書いています

ノンフィクション「社会」

アジアトップクラスの国家となったシンガポールの驚きの実態『物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年』

1人当たりのGDPで日本を抜きアジアでトップクラスに豊かな国とされるシンガポール。 驚きの経済発展をとげた最強の都市国家はどんな歴史を辿って現在に至ったのか? その歴史は容易なものではなかった。 1965年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国…

メディアは絶対に”真実”を報道することはない『ニュースの嘘を見抜け』【本感想】

森友学園騒動で安倍首相が犯した最大の過ちとは? 豊洲市場移転の結論は? 米軍基地移設で本当に困るのは誰か? 「慰安婦像」問題の本質とは何か? 様々なレギュラー番組をもつ、人気ニュースキャスターの辛坊治郎が、現代日本のニュースを独自の視点で切り…

アニメ監督・押井守によるコミュニケーション論・日本人論『コミュニケーションは、要らない』【本感想】

コミュニケーションとは一体何なんだろうか? Twitter、Facebookをはじめとして、SNSなどが席巻している今、コミュニケーションの形が大きく変わってきた。 「攻殻機動隊」を始めとして様々なアニメを作ってきた、日本を代表するアニメ監督の押井守による「…

神話はなんのために生まれ、何を語ろうというのか?『神話の力』【本感想】

ギリシャ神話、ローマ神話など、世界には様々な神話が存在している。 世界中の民族がもつ独自の神話体系には共通の主題や題材も多く、社会の見えない基盤となっている。 神話はなんのために生まれ、現代人に何を語ろうというのか?

ネット言論には「田原総一郎」が必要だ『ニコニコ超トークステージ ネット言論はどこへいったのか?』【本感想】

「ニコニコはテレビに負けた?」 「テレビ業界はネットを研究している」 「なぜポスト田原総一朗がいないのか」

消えゆく会社に残った最後の社員たちの物語『しんがり 山一證券最後の12人』【本感想】

負け戦のときに、最後列で敵を迎え撃つ者たちを「しんがり」と言う。 自らを犠牲として、最後まで戦場に残って味方の退却を助けるのだ。 四大証券の一角を占める山一證券が自主廃業を発表したのは、1997年11月のことだった。

ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。裁判官の人間味あふれる言葉の数々『裁判官の爆笑お言葉集』【本感想】

「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。 裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。 ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。

「サイバーエージェント社長」と「雀鬼」が語る”運”をものにする習慣『運を支配する』【本感想】

なぜ運は特定の人に集中するのか? 東証一部上場のベンチャー企業社長と無敗伝説を持つ雀鬼が突き詰めた”ツキの極意”。 人生におけるあらゆる勝負の場において、なぜ何をやってもツイていて勝ち続けている人とツイておらずにたまにしか勝てない人がいる。

国境は君のなかにある!『君はどこにでも行ける』【本感想】

世界は変わる、日本も変わる、君はどうするのか? この20年間、世界史のレベルで俯瞰しても、かつてないぐらい変化に富み、技術革新のスピードの速い20年間だった。 最大の変化はグローバリズムの台頭である。

混沌とした世界情勢を見据えた予測本「大前研一 日本の論点2016~17」【本感想】

混沌とする社会に世界情勢。 年金制度の破綻、アベノミクスの先行きの見えなさ、TPPの迷走、中国経済の成長の停滞、少子化問題などなど日本や世界には問題が山積みである。 2016年から2017年に世界はどう変化していくのか?

最先端をゆく社長たちの本棚の中身とは『新世代CEOの本棚』【本おすすめ】

ホリエモン、LINE元CEO、ミクシィ元CEO、ユーグレナ社長、ガンホー創業者など時代の最先端をゆくCEO10人がみずからの本棚から愛読書を公開したのがこの『新世代CEOの本棚』である。 最新ビジネス書から理系書、歴史書にマンガまで彼らが成功を手にするまでに…

ベンチャー企業の起業から破綻までのノンフィクションの物語『社長失格』【本おすすめ】

1つのベンチャー企業が破産宣告を受けて倒産した。 負債総額三十七億円。 インターネットを使った新サービスで脚光を浴びた、ハイパーネットという企業である。

「高福祉国家」「教育大国」北欧の国・フィンランドの真実『国家がよみがえるとき』【本おすすめ】

フィンランドという国に対してどんなイメージをもっているだろうか? 北欧に位置し、森林の広がる国家でサンタクロースの故郷とも言われる。 社会福祉では「高負担・高福祉」の国として知られ、税金は高いがその代わりに社会福祉は充実していて死ぬまで国に…

鬱、犯罪、馬鹿は遺伝する。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』【本感想】

最初に断っておくが、これは不快な本だ。だから、気分よく一日を終わりたひとは読むのをやめたほうがいい。 世の中には知りたくもなければ信じたくもない”真実”が数多く存在する。

日本のヘンを語り尽くす『ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」』【本感想】

おかしいのはオレたちなのか?ニッポンか。 元ライブドア社長のホリエモンと、元2ちゃんねる管理人のひろゆき、“時代の寵児”ふたりが、格差社会・政治・裁判・メディア・お金・IT・教育からAV・風俗までニッポンの“ヘン”を語り尽くす。

起業で成功するたに”勘違い”をなくす考え方『起業1年目の教科書』【本感想】

画期的なアイデア、夢・ビジョン、ビジネスモデル、お金がなくても起業ができる。 全ての起業したい人、起業した人に向けた”教科書”がこの『起業1年目の教科書』である。

個人で13万冊の本を集めた男の半生『本の運命』【本感想】

小説家、劇作家、放送作家として長く第一線で活躍をしてきた井上ひさしさん。 職業柄、もちろん本を読むことは多いがその蔵書の数は凄まじく、生涯集めた本の数は十三万冊にも及んだ。 これらの本を全て寄贈し、図書館まで作ってしまったほどだった。

世の中には知ってしまうと「損」をする情報があふれている『損したくないニッポン人』【本感想】

「損したくない」と感じる日本人は多い。 普段生活をしていると「損得」を意識するタイミングは数多くある。 例えば、「ポイントカードの提示」。 買い物で店に行くと、もはやどんな店でもポイントカードの所有の有無をしつこいぐらいに聞かれる。

文明・技術の進化は人々を幸せにしたのか?情報化、金、仕事など現代人の「悩み」を説く『悩む力』【本感想】

グローバリゼーションの時代が到来していると言われる。ここ最近の情報技術の発達、特にインターネットを始めとするデジタル技術の進化により、「政治」「思想」「文化」「娯楽」とあらゆるものが国境を越え行き来するようになった。 グローバリゼーションに…

本には世界を変える力がある。『世界を変えた10冊の本』【本感想】

読書離れなんてことが言われている。1ヶ月に漫画以外の本を読む冊数が「1、2冊」の人は34.5%、「一冊も読まない」人は47.5%らしい。(出典:「1冊も本を読まない」…47・5% 文化庁調査で「読書離れくっきり」 - 産経ニュース) 日本人の2人に1…

古市憲寿がピースボートで世界一周してみたルポ『希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想』【本感想】

ピースボードという船をご存知だろうか?居酒屋飲食店等によく貼ってある「地球一周の船旅」みたいなポスターである。格安の値段で世界一周ができるとのことで有名な船である。しかし、その実態が実はいわゆる「左翼」船であるとは知っていただろうか?「平…

クール・ジャパンなんて誰も知らないし、SNSやデモじゃ社会は変わらない。『だから日本はズレている』【本感想】

”この国の「大人たち」は、いつもどこかズレている”。『絶望の国の幸福な若者たち』で若者論を書き、若者の書く若者論として注目を集めた。そんな古市さんが国や企業の偉い人たち、つまり「おじさん」たちの考え方ってなんかずれてない?と疑問を呈したのが…

待機児童問題の解決策はこれだ。古市憲寿氏『保育園義務教育化』【本感想】

「保育園落ちた日本死ね」「#保育園落ちたの私だ」なんてニュースが最近話題になっている。保育園に幼児を預けたくても預けられない。そんなお母さんたちの悲痛な叫びだ。 待機児童の数は増え続け、2014年の調査では、待機児童数はなんと4万3000人もいるとい…

朝井リョウと古市憲寿が就活を語る。『「就活」という窓から見えるもの』【本感想】

代表作に「桐島、部活やめるってよ」「何者」がある朝井リョウと「絶望の国の幸福な若者たち」の古市憲寿が二人で「就活」を語った対談本である。kindle版で108円とかなりお手頃。若手の社会学者と小説家が考えた現代の就活について語られている。

日本の若者の七割は自分が幸せだと感じている。『絶望の国の幸福な若者たち』【本感想】

格差社会・財政赤字・少子高齢化の加速...、年金は貰えるかわからないし、子供を産んでも保育園に入れない。今の「若者」は「不幸」である...はずなのだが、内閣府の調査によると、実は二十代の若者の70.5%が現在の生活に「満足」をしているらしい。

小説家は億万長者になれるのか?『作家の収支』【本感想】

代表作として「すべてがFになる」「スカイ・クロラ」等があげられる作家の森博嗣さん。デビュー19年、出版数280冊に及ぶ作者が、職業「小説家」として稼いできた金額について書いた本である。金額に関しては実際のデータに基づいてしっかりと書かれている印…