2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧
古典SFの名作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』という小説が存在する。まずはタイトルがすごい!「ブレードランナー」といったタイトルで映画化もされている。 ただのSF作品ではない。人間とアンドロイドの関係、人工知能の進化、人間とは何か?等々考…
作者の小学生、中学生の頃の思い出が書かれているコミックエッセイ。同級生で親友の「岡崎さん」との友情が描かれる自分史となる。特に現在20〜30歳くらいまでの1990年代に、青春時代を過ごした世代にはドンピシャな話が多い。たまごっち、スーパーファミコ…
羽鳥チセ、15歳。オークションにかけられた彼女を競り落としたのは、人為らざる者、「魔法使い」だった。親が死に、なんの希望もなく絶望の淵にいた彼女に人為らざる者はこう告げた。「君は魔法使いの弟子になったのさ」。 一人の少女と魔法使いのコンビによ…
月間3890万PV、339万のユニークユーザーを誇る「ライフハッカー」のプロ書評家、印南敦史さんが自身のライフハッカーでの経験をもとに、いかにして「伝わる」文章を書くのか、要点をまとめるのかの技術を明かしたのが、本作『プロ書評家が教える 伝わる文章…
「酔って転んで男に抱えて貰うのは25歳までだろ 30代は自分で立ち上がれ もう女の子じゃないんだよ?おたくら」(出典:『東京タラレバ娘』) 一部界隈の人には「ホラーマンガ」なんて言われてしまってもいる(笑)結婚できない、いわゆる「行き遅れ」のアラサ…
1837年、ロンドンにおいて「バネ足ジャック」が出現した。空高く跳ね飛び、男の目は爛々と燃えて、口からは青い炎が吹き出る。手には鋭い爪を持ち、奇妙に甲高い声を上げる。そんな「怪人」がロンドンの街を震撼させた。『黒博物館 スプリンガルド』は、『う…
ピースボードという船をご存知だろうか?居酒屋飲食店等によく貼ってある「地球一周の船旅」みたいなポスターである。格安の値段で世界一周ができるとのことで有名な船である。しかし、その実態が実はいわゆる「左翼」船であるとは知っていただろうか?「平…
「転生系」の小説がWEB小説界で流行っている。 大まかに言うと、今の世界で恵まれない人が、トラックに轢かれたり、通り魔に刺されて死亡したら別の世界に転生して、最強の力を持ち大活躍するといった流れだ。
「ダンジョン飯」の作者である九井諒子による一巻完結の短編集がこの『竜の学校は山の上』である。表題作で、日本における竜需要を探す宇ノ宮大学竜学部の学生たちの話や、馬人の労働を規制する、馬人労働規制法案が審議入り。馬人と猿人の共存を描く「現代…
”この国の「大人たち」は、いつもどこかズレている”。『絶望の国の幸福な若者たち』で若者論を書き、若者の書く若者論として注目を集めた。そんな古市さんが国や企業の偉い人たち、つまり「おじさん」たちの考え方ってなんかずれてない?と疑問を呈したのが…
こんにちは、ブックマンです。 昨日、はてなブログはじめて9日目で「注目ブログ」に選ばれた話の記事を書きました。 今回はブログを開始10日目で1日あたり1200PVを達成した話を書きたいと思います。
世の中には2種類のタイプのタイプの人間がいます。そう「オトコ」と「オンナ」です。「オトコ」と「オンナ」の間にはトラブルがつきもの。そんな、トラブルを笑い飛ばしてしまおうと古来より、時代、文化、国境を越え、多くの男女間のジョークを人類は生み出…
舞台は北海道サッポロ。 男に騙され、振られて50万円を失ったミナレが、飲み屋で絡んだ相手は、ラジオ局のディレクターだった。
「このマンガがすごい!2016」オンナ編一位の作品。 小学校と中学校の同級生で隠れ婦女子の桃瀬成海と特にヲタクであることを隠してないゲーヲタの二藤宏嵩による恋の物語を描いたのが本作の『ヲタクに恋は難しい』である。
元外交官で著作「国家の罠」で知られる、佐藤優と元NHKで外交ジャーナリストの「手嶋龍一」さんによる、外交の「インテリジェンス」の世界について、語りあった本がこの作品である。 外交のスペシャリストの二人がロシアによるクリミア併合問題、ウクライナ…
どうも、ブックマンです。 今回は、はてなブログ始めて9日目ではてなブログの「注目ブログ」に選ばれたお話を書きたいと思います。しかも「ライフハック系」等が強い、はてなでは比較的マイナーなジャンルと言われる「書評ブログ」でです!!!どのくらいの…
「マンガ大賞2016」のノミネート作品が発表されました。全部で11作品、この中からマンガ大賞2016受賞作が決定します。全ノミネート作を読んだので、個人的に面白かったと思ったランキングを独断と偏見で発表したいと思います。
「保育園落ちた日本死ね」「#保育園落ちたの私だ」なんてニュースが最近話題になっている。保育園に幼児を預けたくても預けられない。そんなお母さんたちの悲痛な叫びだ。 待機児童の数は増え続け、2014年の調査では、待機児童数はなんと4万3000人もいるとい…
芥川賞の受賞作家でもある中村文則による、カルト教団やその暴走、はたまたテロリズム、男女の関係、神までもをテーマにした純文学の作品である。テレビ朝日系列の「アメトーーク」で、同じく芥川賞受賞作家の又吉さんやオードリーの若林さんがおすすめした…
「ダンジョン飯」の九井諒子が描くコメディ、昔話、ファンタジー、SF……なんでもOKなショートショート短編集がこの『ひきだしにテラリウム』である。一巻完結の漫画で「湖底の春」「記号を食べる」「かわいくなりたい」「恋人カタログ」「かわいそうな動物園…
『うしおととら』は、人間の「うしお」と妖怪の「とら」を中心に、日本の滅亡を防ぐために戦う王道バトルファンタジーコミックである。数多くの名作を生み出している「藤田和日郎」だ。 33巻+外伝の34巻が発売されており、完結済みの作品である。 出版され…
「ニコニコ動画」を運営する株式会社ドワンゴ代表取締役会長の川上量生は、現在ほとんどドワンゴに出社していない。なんと週に一日、水曜日だけだという。代表取締役会長なのに!では、残りの時間で何をやっているのか?スタジオジブリでプロデューサー見習…
「ダンジョン飯」の九井諒子が描いた、日常系ファンタジーを題材とした作品がこの『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』である。一巻完結の漫画で七つの物語で構成されている。 『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金…
「うしおととら」や「からくりサーカス」が代表作としてあげられる藤田和日郎が描いた一巻完結のダークファンタジーが、この作品「邪眼は月輪に飛ぶ」である。藤田和日郎は、ややダークなジャンルの作品を書くことを作風としているが、本作も実に藤田和日郎…
高度に進化したIT技術と人間はどう向き合うのか。そんな、ITの世界の現在や未来を描いた、ショートショートの一巻完結漫画がこの『バイナリ畑でつかまえて』である。「バイナリ」はコンピュータ用語での「0」「1」を示す用語である。 将棋での「コンピュータ…
堀江貴文さんに対する説明は不要であろう。ライブドア社の元CEOであり、現在はSNS株式会社で宇宙に関する事業を展開している。世間の声に惑わされずに、常に「本音」で生きて来た著者が、後悔しない人生を送るために必要なことを語ったのが、この『本音で生…
『ちはやふる』は、女子高生の綾瀬千早が百人一首の女性チャンピオンである、クイーンを目指す物語である。 百人一首といえば、学校の授業で習う古臭い和歌や子供がやる「かるた遊び」とのイメージがあるが実は違った一面がある。
瀬川昌司さんは、将棋のプロ棋士である。35歳のときにプロ棋士になったが、その道のりは極めて厳しいものだった。一度はプロ棋士になる夢を断たれた。日本将棋連盟の規定でプロになれないことは決定していた。しかし、あきらめずに挑戦し続けることで、つい…
大ヒットした自己啓発本に『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』がある。世界的にはフロイトやユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラーと言う人物がいる。といっても、この本のおかげ…
デビューはしたが、鳴かず飛ばずの漫画家・藤沼は特殊能力を持っていた。それは、「危険」を察知するとその「危険」を除去するために、タイムリープをするという「再上映(リバイバル)」という能力。藤沼は、その能力を使って、自分を傷つけながら、他人の…